産みの苦しみ
なんか重ーいタイトルだけど、
重いことを書く気はない。
私は写真が好きでよく空や風景や人を撮る。
過去の写真を見返していると手前味噌ながら、
素晴らしくエネルギーに溢れた写真を見つけて
ハッとする時がある。
そして、その当時の心境を思い出してみると、不思議とどれも辛く苦しいときばかりなのだ。
添えられている言葉には、別人のものかと思うほど心動かされる。
先日、この産みの苦しみをあらわすような
とても素晴らしい映画を観た。
『リリーのすべて』という映画。
この映画の刹那さたるや。
内容は、20世紀以降初めて性転換手術をしたリリーエルべという女性について描かれた事実をもとにした映画なのだけど、
これが素晴らしい。
素晴らしいのだけど、刹那。
ジェンダー理論が提議されている今全員に観てほしいくらい素晴らしい映画だけど、
(ジェンダーについては後日別にアップしたい。)
やはり世に新しく登場する文化や常識が大きければ大きいほど
同じだけの苦しみを味わわなければならないのかもしれない。
産みの苦しみ。
不思議な方程式。
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